【お知らせ】
勝峰昭著『イスパニア・ロマネスク美術』、『神の美術―
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(次回2024.04.02更新予定)
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キリスト教美術―スペイン・ロマネスクを中心に― AKIRA KATSUMINE
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(次回2024.04.02更新予定)
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(次回2024.03.02更新予定)
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マティルド王妃の刺繍 バイユー司教区美術館
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(次回2023.12.02更新予定)
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(次回2023.11.02更新予定)
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本屋で過ごす時間は、
帰国後はそれらを翻訳する楽しみが待っている。
『Catedrales Románicas』-Catedrales de España―、Isabel Frontón Simón、Ediciones Jaguar
E,Javier Pérez Carrasco の序文より一部抜粋し邦訳します。
Catedrales y Monasterios románicas
Burdas generalizaciones han intentado establecer entre el estilo románico y el gótico la misma oposición que existe entre la cultura monástica y la urbana.
ロマネスク大聖堂と大修道院
極めて大雑把に概括的に云うならば、
往々にして前者は大修道院固有の美術だと見做されている。
議論の余地がないのは、
それはゴシック世界においても大同小異である。
いやその度合いがさらに大きいのは大聖堂の方かもしれない。
バラル・イ・アルテットの見解によれば、10世紀における建設や
ロマネスク大聖堂の不評の原因は、
一つの大聖堂を建設するには、
出たとこ勝負で人気取りの感覚とは程遠く、
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Los Complejos catedralicios
Los complejos catedralicios conformaron los conjuntos arquitectónicos más monumentales de la Edad Media peninsular, aunque sólo el de Santiago de Compostela llegó a tener unas dimensiones grandiosas.
複雑極まる大聖堂群
大聖堂群はイベリア半島の中世時代のもっとも記念的総合建築物と
ただサンティアゴ・デ・
しかしながら修道院によって違いはあるが、
最後に次のことを想起しておきたい。
中世時代においてあらゆる建物は、とくに彫刻物において、
極端な古臭い批判かもしれないが、
著名な歴史家J.Heersはこの点についてかなり辛辣で、
“今日的に見れば、
事実、造形的要素や生き生きとした色彩に優れ、
大聖堂は、
大聖堂は熱心な祈り、洗礼、ミサ、聖職務、
また往々にして巡礼の中心ともなり、年間を通じての主要な祭事、
しかも教育のための特筆すべき場所で,
忘却してならないのは、寺院就中大聖堂では長い年月に亘り、
ヨーロッパの田舎では17,18世紀には新しい劇などが創作され
しかしながら、
その理由はいたって単純である。
つまり宗教施設の内部は、信者の場所であり、
壁の内部でぶらぶらしたり、
また典礼歌の最中に世俗のメロディ―なども聞こえてきたりした。
神に関連する事柄に親しむと、あの頃の数世紀独特の特徴として、
J.ウイジンガが古典研究の中で指摘しているように、
( 翻訳:勝峰 昭 2017.09.23)
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この書籍に取り上げられている大聖堂の写真を以下3点紹介します。
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【お知らせ】
(次回2023.10.02更新予定)
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原始キリスト教の歴史において、パウロはイエス・
パウロの功績は著名なハルナックが『基督教の本質』
要約しますと;
1. 福音の内容を、「贖いと救済」についての音信として明確に把握し
2. ユダヤ教(律法宗教)を廃棄し、
3. キリストの福音をユダヤ以外の領域にあまねく布教した(東方から
4. 福音の内容を霊と肉、内的生命と外的生命、
一言で言えば、
所謂十二使徒の一人ではなく、
しかしながら、
彼の容貌は特徴的で、禿げ上がった額に深い皺が刻まれているので、
何と云ってもサント・ドミンゴ・
12世紀初めの知的なロマネスク彫刻の典型手法だと云えます。
(勝峰昭執筆:2014年3月20日)
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(次回2023.05.02更新予定)
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画家横尾忠則著『創造と老年-9人の生涯
私のような後期高齢者にとって久しぶりに示唆に富む面白い本でした。
≪平面性と云うのは、自分の内面性を強く反映できる。
つまり画家として、絵を描く時の画面と自分の関係を“
ロマネスクの場合、絵画は言うに及ばず、
Portada de Bossost (Valle de Arán) El Románico Catalánより
(勝峰昭執筆:2018年5月5日)
【お知らせ】
(次回2023.04.22更新予定)
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イスパニア・ロマネスク絵画(壁画、板絵、写本細密画など)の描写手法において、「陰影」を用いた作品はありません。
推察するに、ロマネスク時代は総じて写実を敬遠したからでしょう。
ここで誤解してはいけないのは、概念として「陰影」とか「濃淡」が厳然として存在していたのは言うまでもありません。
ただ絵画表現として、ロマネスク時代では写実的要因をすべて忌避したからにすぎません。
つまり西欧中世の一時期10~13世紀初頭頃は、目に映ずるものは不確かな真実なものではないとみなし、いわゆる物事の本質ではないと心得たからです。
ここに掲載した絵は、元々Sant Andreu de Baltarga (Cataluña) 教会の祭壇前飾りの板絵に描かれたキリストの弟子Sant AndreuとSant Jacob、現在はMNAC蔵のものです(『 El Esplendor del Románico』より)。
陰影は皆無です。
(勝峰昭執筆2019.10.20)
【お知らせ】
(次回2023.04.12更新予定)
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時空を超えて-ゴシックから見たロマネスク
ロマネスク美術のすぐ後に続く約13世紀以降のゴシック美術時代
一つの見解を紹介しましょう:
この主題に格好の翻訳本が、1968年に岩崎美術社から出版され
それはウィルヘルム・ヴォーリンガー著、中野勇訳『
有名な処女作『抽象と感情移入Abstraktion und Einfuhlung 』は、様式論としては超一級です。
原著の初版は1908年で、その2年前に学位論文として発表されたものです。
そして彼は古典的名著『美術様式論』の著者アロイス・
しかし彼はロマネスクに対しては相当辛辣な偏見をもっています。
この本を読む限り、
周知のようにゴシック建築は欧州に国家意識が芽生え、
建築における「マッス性(
暗さ志向(
外壁の装飾性(盲アーチ、
ゴシック美術(13-15世紀)は、
もちろんいかなる美術様式といえども、
同書の122~129頁「ロマネスク様式」
“
“構造の点については、
この二箇所の引用文を見ただけで、
【勝峰昭執筆:2016.12.05】
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(次回2023.04.02更新予定)
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(次回2023.01.12更新予定)
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